最近ネットや一部マスコミで話題の「初音ミク」。偏見も多いが、これは音楽業界を揺るがす一石となるかもしれない。
今年、クリプトンフューチャーメディア社があるPCソフトを発表。
その名も「初音ミク」。写真はそのパッケージだ。
、、、はい、引かない引かない。
これは決して、萌え系ゲームソフトではない。
というかゲームではなく、ジャンルは「音楽制作ソフト」となる。
これが今、ネット界で絶大な人気となっている。PCに携わる人なら知らない人はいないくらいだ。たぶん。
これは新ジャンル「ボーカロイド」というアプリケーションで、自分で作詞、作曲した歌を、この初音ミクに歌わせることができるという驚きのソフトなのだ。
これまでも「DTM(デスクトップミュージック)」という分野はあり、PCとシンセや各種ツールを駆使して、多くの作曲家が自作の音楽を作成・公開してきた。
「初音ミク」はその延長線のソフト。
予め「初音ミク」というキャラクターの「声」がサンプリングされており、DTM作家が歌詞、メロディをプログラムすれば、その声でメロディ・歌詞で歌を歌うというもの。
百読は一聞にしかず。その初音ミクが歌う曲をいくつか紹介する。
http://www.youtube.com/v/gx_9OLknPt8&rel=1 (2chっぽい)
http://www.youtube.com/v/ahdJFGksgOI&rel=1 (名曲)
http://www.youtube.com/v/s3z11k7SPhM&rel=1 (阪神タイガース)
とまぁ、こんな感じ。
さて、このソフトにより何が起きるのか?単に、アキバ系のDTM作家が熱中するだけで終わるのか?
いや、そうではない。
このブームはひょっとすると、これまでの音楽流通のモデルにない、新しい音楽作家と聴衆とのチャネルの急拡大につながるのかもしれない。
つまり、従来の、音楽作家⇒プロダクション⇒レーベル⇒ショップ⇒消費者の商流とは別の
音楽作家⇒消費者のダイレクトモデルが拡大するかもしれないわけだ。
もちろん、DTMの世界ではもともとこの流れはあったし、自分の歌声で同人CDを作って販売していることも珍しいことではない。
しかし、これまでは「歌」をリリースするには、どうしても「歌手」が必要だった。
これが、多くのDTM作家(とくに男性)にとって、たとえそのメロディに最適な歌詞を編んだとしても、その自作曲を「インストゥルメンタル」よりも需要が大きい「歌(曲+メロディ+歌詞)」としてリリースする上で、非常に困難な課題となってきた。
つまり、DTM作曲家はなかなか儲からなかったわけだ。
このソフトはそのハードルをクリアさせることに成功した。
これにより、これまで眠っていた素晴らしい歌詞、メロディが世に出始めることになる。しかも上記のダイレクトモデルで。
ここで、ちょっと予言。
上記の流れに対抗または便乗して、この初音ミクに近いコンセプトのボーカロイドが、大手レーベル(a社とか)からデビューするかもしれない。
もしそうなれば、多くのネットユーザーから、思いっきりそっぽを向かれて、もしくは攻撃されて、消えていくことになるだろう。
なんとなく。
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